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新生活様式と食生活(栄養)

新生活様式と健康をテーマとしたブログ記事の4回目は、食生活(栄養)に着目します。


筋肉減を防ぐタンパク質とカルシウム、オレイン酸に注目

前々回に述べた通り、COVID-19(コロナウイスル)感染拡大の影響により体を動かさない生活の影響で、筋肉量の減少=サルコペニアが問題となっています。

筋肉は運動やタンパク質、アミノ酸等の栄養成分摂取によって増加します。

そのためサルコペニア対策には食事で十分な量のタンパク質を摂取することが重要です。


動かないと筋肉量が減り、筋肉量が減ると運動しにくくなり、さらに筋肉が減るという悪循環が生じることは広く知られていますが、この運動不足により筋肉の量が減少するメカニズムを明らかにした研究成果が、2022年3月「Journal of Clinical Investigation」にオンライン掲載されました。筋肉内のカルシウム濃度の低下が筋肉量を減らすトリガーとなることを説いた論文です。

A Piezo1/KLF15/IL-6 axis mediates immobilization-induced muscle atrophy
Yu Hirata,1 Kazuhiro Nomura,1 Daisuke Kato,2 Yoshihisa Tachibana,3 Takahiro Niikura,4 Kana Uchiyama,1 Tetsuya Hosooka,1,5,6 Tomoaki Fukui,4 Keisuke Oe,4 Ryosuke Kuroda,4 Yuji Hara,7 Takahiro Adachi,8 Koji Shibasaki,9 Hiroaki Wake,2 and Wataru Ogawa1
Journal of Clinical Investigation Published March 15, 2022

https://www.jci.org/articles/view/154611


またオレイン酸をマウス由来筋芽細胞株C2C12から分化誘導した筋管(新生筋線維)に作

させることで遅筋タイプマーカーであるミオシン重鎖(MyHC)1が増加することを明らかにした研究もあります。

食品成分による骨格筋の特性変化に関する研究 小宮 佑介 日本畜産学会報/92  (2021) 1

https://doi.org/10.2508/chikusan.92.25


上記2つの研究成果は栄養学的制御によって筋肉を好ましい状態へ改変できる可能性を示しています。カルシウムオレイン酸を多く含む食品を積極的に摂取したいものです。

​カルシウムを多く含む食品

​干しエビ、チーズ、海藻類など

​オレイン酸を多く含む食品

​オリーブオイル、ナッツ類、牛肉など

多様性に富んだ栄養価の高い食事で免疫力をアップ


感染症予防の観点から、免疫力の向上にも注目が集まっています。

免疫力を上げる栄養素として抗酸化作用のあるポリフェノールビタミンA・C・Eなどが知られていますが、実際には何か一つの食品を食べれば良いというわけではありません。

重要なのは、好ましい栄養素を含む食材を多彩に用いた栄養価の高い食事です。


ご飯を中心に、肉や魚、大豆加工品、野菜、海藻類をとる、主食・主菜・副菜からなる食事は身体機能の維持や免疫力の向上が期待できるといえます。


以上のような栄養バランスの良い食生活が健康に良いことは周知されていますが、現実問題、毎日継続して実践するとなると難しいかもしれません。


食事づくりの時間が取れない方調理経験が乏しい方刃物や火を使うことに不安のある方も多くおられると思います。

そうした方の選択肢の一つとして最後に「完全栄養食」をご紹介します。


左は日清食品が提案する「完全栄養食」の一例、日本人の食事摂取基準で設定された必要な33種類の栄養素をバランスよく全て摂取できる食アイテムです。

臨床試験では体重や内臓脂肪面積の減少、BMIや血圧改善などの結果も得られているそうです。

ご参考になれば幸いです。


https://www.nissinfuturefood.com/

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