股関節の症例

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変形性股関節症

 初期の症状は、立ち上がりや歩き始めなどに生じる、鼠径部(脚の付け根)に痛みです。進行すると痛みが強くなり、場合によっては常に痛みを感じたり、夜寝ていても痛みに悩まされたりするようになります。日常では靴下の着脱や足の爪切りが困難になる、長く立っていると痛みが生じる、階段の昇り降りや車の乗り降りでの疼痛などの症状が表れます。

 患者さんの多くは女性で、発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全、原因の特定できない特発性の変性からくるものがほとんどを占めます。

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大腿骨頸部骨折

 骨粗鬆症で骨がもろくなった高齢者に多発することで有名です。足がもつれて転んだ時や椅子の高さから尻もちを付いた時など、ほんの小さな事故で発生します。この骨折を機に認知症を発症したり、寝たきりになったりする患者さんが多くあり、注意が必要です。
 発症すると、日常生活において著しい質の低下を認める可能性があるため、基本的には手術によって根治をめざします。

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 10~30代で、主にサッカー選手に発症しやすい障害です。ランニング中や起き上がる動作、ボールを蹴る動作で腹部に力を入れると、鼠径部やその周辺に痛みが走ります。 悪化していくと疼痛の頻度が増え、普通に歩くといった軽い運動でも痛みを生じるようになります。
 原因の一つとして鼠径部周辺の筋力の低下が挙げられるので、体幹の筋力強化と並行してスレチックリハビリテーションを行い、鼠径部の可動性・安定性・協調性の改善をめざします。

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