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PDF-FD療法②メリットとデメリット

更新日:4 日前


変形性膝関節症などの整形外科疾病を改善に導く新たな治療法の選択肢の一つ「PDF-FD療法」の詳細情報をお伝えするブログ記事、2回目のテーマはメリットとデメリットです。


PDF-FD療法のメリットは大きく2つ、「安全性」と「簡便性」


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「安全性」に関するご案内

人間の身体には特に細胞レベルにおいて「自己」と「非自己」という概念があり、この概念は治療においてとても重要。なぜなら自己・非自己認識を認識する免疫システムの応答によって起きる拒否反応が、治療の大きな障害になるためです。

PDF-FD療法に用いる注入剤患者様ご自身=自己の血液をもとに製造されます。

他人=非自己の組織に由来する治療に比べ、拒否反応の心配が少ない治療といえます。


また薬剤療法における副作用手術療法における感染症・合併症といった有害事象を考慮した際、PDF-FD療法は前述のリスクが少ないといえる治療法です。


一方、PDF-FD療法は新しい治療のため臨床でのデータの蓄積が豊富とはいえません。

その点をご理解いただいた上で治療法の一つとしてご検討いただければと思います。


「簡便性」に関するご案内

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PDF-FD療法は、患部への注射を受けた当日ご帰宅いただくことが可能です。

人工関節置換術など手術療法とは異なり、手術や入院のご負担ご心配が少なないのは、大きな利点といえるでしょう。


また採血からおおよそ2週間以降、患者様のご都合に合わせて注射治療を行えます。

治療のスケジュールを比較的自由に組める点も同治療の魅力の一つです。


また上記の他、

  • 手術療法に比べ、痛みが軽く、痛みを感じる時間・期間が短い

  • 毎月のようにヒアルロン酸の注入治療を行う負担がなくなった

というメリットの報告もあります。



PDF-FD療法のデメリットは「治療費」


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PDF-FD®療法は公的な健康保険が適用されない「自由診療」で、治療費が全て自己負担(10割負担)となり、当院での治療費は15万4000円です。

保険診療に比べ高額です。


治療の効果につきましては、ご自身の成長因子の働きの強さによって効果の度合いに差異があります。

ご期待いただいた効果につきましては、個々人のそもそもの成長因子の働きによって異なりますこと、ご理解いただければ幸いです。


その他、PDF-FD療法の情報に関しましてはPDF-FD療法専用ページ をご参照ください。


次回は、PDF-FD療法の症例報告を紹介して、同シリーズを締めくくります。

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