熱中症対策と北海道マラソン2025①
- 院長 原 則行
- 7月16日
- 読了時間: 3分
総務省消防庁の発表によりますと、2025年6月30日~7月6日の1週間における全国の熱中症による救急搬送者数は10,048人で、今季初めて1万人を超えました。
15日に公表された7月7日~13⽇の搬送者数は8,546人で、25年で3番目。前年同期比では3.0%増となっているうえ、9人が死亡しています。

これから暑さは増していきます。十分な予防対策が必要です。
熱中症予防に関しては例年ブログで紹介しております通り、
主には下記3つの対策を続けることに尽きます。
暑さや直射日光を避ける
こまめに水分や塩分を補給する
食事や睡眠に気を配り体調を整える

さらに、
気温が高くなる日は特に注意する
子どもや高齢者、病み上がりの方など個人の体力や体調を考慮する
スポーツや音楽フェスなど集団活動の場ではお互いに配慮しあう
暑さ指数を把握して状況に即した行動をとる
など、環境や周囲への配慮も重要です。
全国1074の市区町村では、夏の暑さを避けるために無料で利用できる場所として一定の要件を満たす民間・公共施設を「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」として指定しています。事前に、お住まいの地域のクーリングシェルターの場所や開放時間などを確認しておくといざという時に安心かと思います。
部屋の中でも熱中症になる方は多くいます。
万が一めまいや頭痛など熱中症を疑う症状がみられたら、涼しい場所へ移動して体を冷やし、水分や塩分を補給しましょう。
身体全体を冷やすのが難しい場合は、手のひらや腕、足や膝下など身体の一部を冷やすだけでも効果的です。
過去記事も参考に予防に努めていただければと思います。

さて私ごとで恐縮ですが、今夏は北海道マラソン(以下、道マラ)に挑みます。
フルマラソン出走は2019年の道マラ以来、6年ぶりとなります。
道マラは全国的にも珍しい盛夏に開催されるマラソンなので、とにかく暑熱馴化(=身体を暑さに慣らしておくこと)が重要。

ですが、私のような市民ランナーは、平日は朝か夕方の涼しい時間帯に走ることが多く、暑熱馴化トレーニングのための時間を確保するのが難しい状況にあります。
そのため私の場合、休日はなるべく気温が高い時間帯に練習するよう心がけています。
また距離にも慣れる必要があるため30~40km走にも取り組みたいのですが、この点においても、まとまった時間を作ることが厳しいというのが現状です。
距離については、朝10kmプラス午後20kmというように、1日トータルでなるべく長い距離を走るようにしています。
もちろんランニング中は十分な水分摂取を行うなど、熱中症への対策に万全を期してトレーニングに励んでいます。
次回は、近年アスリートが行っている熱中症対策などについて紹介します。