人工膝関節②手術の流れと種類

最終更新: 10月18日

【手術の流れ】摩耗した関節を削って人工関節を設置

人工膝関節置換術は、摩耗して傷んだ関節表面を人工膝関節の部品に置き換える手術です。

関節表面を部品の厚み相当分を削って面を整え、人工関節を設置します。


部品は特殊合金製の大腿骨部品と脛骨部品特殊プラスチックによる人工軟骨膝蓋骨部品から成っています。

人工膝関節置換術が世界中で実施されてから40年以上が経っています。

その間に部品の素材や構造が進化し、当初は10年程度とされていた耐久年数が20年以上期待できるようになっています。

また強い衝撃が加わらないスポーツであれば活動も可能に。

(上記は、正しい診断と精密な手術、計画的なリハビリの実施が大前提となります。)

手術は、内側あるいは外側のいずれかを部分的に置き換える人工膝関節部分置換術と、膝関節全体を置き換える人工膝関節全置換術に大別されます。

【人工膝関節部分置換術】

身体への負担は少ないが、適応症例が限定


摩耗や損傷が膝の内側もしくは外側のみで、他の部分は健常である場合に適用となります。健常な部位は温存し、当該部分のみ入れ替える手術です。

【デメリット】

脚の極度な湾曲、膝靱帯の断裂、膝の伸縮角度が劣悪、という症状の方には行えません。

つまり適応となる患者さんが限定されます。

長期成績はまだはっきりしないという状況にあります。

【メリット】

骨を削る厚み、面積とも少ないため、身体への負担は軽く、比較的小さな手術で済みます


【人工膝関節全置換術】

世界的に主流で、長期成績も安定

軟骨や骨の摩耗が高度の患者さんに対して行える手術です。

【メリット】

膝の中心部にある十字靱帯に損傷がみられる患者さんにも適応

重度なO脚やX脚を、まっすぐに治療することも可能です。

膝靱帯の断裂により膝が不安定な患者さん、脚が反り返ってしまう患者さんも、専用部品を用いれば、症状が改善されます。

また膝全体を頑丈な部品で支えるため、長期成績が安定しています。

全世界で行われる人工膝関節術の約9割が全置換術といわれています。

1000例を超える治療経験を活かし、

個々の患者様にベストな治療法を提案


当院では、人工膝関節置換術が適応であると判断したら、患者さんのそれぞれの病状や、趣味、職業、生活スタイルなどを吟味し、個々の患者様にベストな治療法を検討します。

検討の結果、全置換術をご提案する際にも、可能な限り身体への負担が少なく、正確な部品設置がおこなえる最新の手術手技で最良の治療を提供します。

前回も申しましたが、私は再置換手術や高度変形などの難易度が高い手術など、1000例を超える症例を経験しております。不安や疑問があれば、余すことなくご質問ください。ご納得ご安心いただけるまで、ていねいにご説明をさしあげます。

次回は、手術の実際などについてお話したいと思います。

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