期初に多いケガ②シンスプリントの予防
- 院長 原 則行

- 2 日前
- 読了時間: 3分

北海道も4月の中旬頃から桜の開花が始まり、札幌では満開を迎えています。2026年の桜前線は例年よりも俊足の様子、日本列島の桜前線ゴールにあたる稚内や釧路にもGW頃には到達しそうな勢いです。
運動を本格始動した期初は、その前向きな気持ちと身体がアンバランスなどにより予期せぬケガを負いやすいのです。
ケガを知り予防に努めることを目的としたシリーズ2回目は、「シンスプリントの予防」をとりあげます。
セルフケアやストレッチ、シューズ選びでシンスプリントを予防

シンスプリントは、脛骨の内側に付着しているヒラメ筋や長趾屈筋、後脛骨筋が脛骨の骨膜を引っ張り続けることで炎症が起こる骨膜の炎症だと考えられています。
走ったり歩いたりすると痛む
練習後に痛む
脛を押すと痛む
骨がきしむ感じがする
一度は治まったのに運動すると痛む
など、脛に鈍い痛みや違和感を生じます。
シンスプリントの発生誘因は、
オーバーワーク
薄くて硬い(=クッション性が低い)シューズ
下肢の形態異常(=O脚、回内足、扁平足など)
下肢に関わる筋肉の柔軟性低下
下肢に関わる関節の可動制限
とされています。
ご自身でできる予防対策としては、
運動量や強度の調整
運動後のアイシング(アイスバッグを当てて冷やす、保冷剤でアイスマッサージをする、氷水を入れたバケツに足を入れて冷やす)
下肢に関わる筋肉・関節のストレッチ
に努めることです。
下に、JOC強化スタッフトレーナー(陸上競技)を務める曽我氏が解説するシンスプリント予防法の動画を添えました。ご参考いただければ幸いです。
シンスプリントは疲労骨折との鑑別診断が重要

中・高生の10代アスリートは体力や回復力があるが故にオーバーワークに気づかずシンスプリントを発症しやすい傾向にあります。痛みを我慢して運動を続けてしまう方も少なくないように思います。
けれど脛の痛みが実はシンスプリントではなく疲労骨折である可能性があり、その正確な診断にあたってはMRI検査が必要です。
シンスプリントであれ、疲労骨折であれ、痛みを我慢して運動を続ければ症状は重くなり、完治・復帰までの期間も長くかかってしまいます。
もし前述のような痛みや違和感に気づいたら、できるだけ早く整形外科を受診いただくことを強く推奨いたします。
次回は5月10日頃に「捻挫の予防」をお届けしたく思っております(努力します)。



