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骨とビタミンD③不足を補うには
シリーズ3回目はビタミンD不足を補う日常生活での対策をテーマにいたします。 1回目で述べた通り、ビタミンDは骨や歯の正常な成長に欠かせない栄養素です。 2回目で紹介の通り、不足すると骨粗鬆症や骨折リスク、筋力低下や転倒リスクを高める可能性があります。...
2023年3月23日


骨とビタミンD②不足による悪影響
前回に続き、今回もビタミンDの話題を取り上げます。 まず前回のおさらいです。 ビタミンDは食べ物から摂取する他、陽を浴びることにより体内での合成が可能で、肝臓と腎臓で代謝され活性型ビタミンDとなります。 この活性化ビタミンDがビタミンDレセプターと結合することで、骨格その他...
2023年3月8日


骨とビタミンD①ビタミンDを知る
2月も後半に入り、少しずつ日の出が早く日の入りが遅くなっています。 寒さは厳しくも、春の兆しを感じます。 とはいえ北海道の雪解けはまだ先で、雪道での転倒事故にはくれぐれもご注意ください。 転倒による骨折リスクを軽くするには、骨を丈夫にすることも重要です。...
2023年2月18日


冬道の転倒対策・後編「転倒したら」
年間で最も寒くなる二十四節気の「大寒」を2023年1月20日に迎え、その暦に合わせるかのように、日本の上空に強い寒気が流れ込んでいるとのこと。 今週末から週明けにかけ、全国各地に厳しい寒さや雪に対する注意喚起がなされています。...
2023年1月21日


冬道の転倒対策・前編「転倒リスク回避」
2023年の日々が平常モードになり、冬の寒さも増しています。年末まで少なめに思えた今冬の雪も、ここ数日は道内各地で大雪の猛威を奮っています。 特に今の時期は日中に雪が溶け夜間に凍って、ツルツル路面になりやすくなります。 右表の通り、昨冬の札幌市内の自己転倒による救急搬送は、...
2023年1月12日


新生活様式と骨折リスク
新生活様式における健康問題と対策の3回目は骨折リスクについて取り上げます。 運動不足により骨が脆弱化 骨は動的刺激を受けることで丈夫になります。 ところが日常の活動量が減りがちな生活様式の影響を受け、骨がもろくなり軽度な衝撃でも骨折してしまう「脆弱(ぜいじゃく)性骨折」が増...
2022年9月20日


ランニングとシンスプリント
ランニング初心者が発症しやすいシンスプリント すねが痛いランナーさん。その痛みは、シンスプリントによるものかもしれません。 シンスプリントは、脛骨(=すねの骨)の後内足部に付着する3つの筋肉、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋が、繰り返し引っ張られることで、骨膜にストレスがかかり...
2022年5月30日


ランニングと腸脛靭帯炎
長距離ランナーに多く見られるスポーツ障害 ランニング中に膝の外側が痛む場合、腸脛靭帯炎が考えられます。 ランニングを始めた初心者、練習量を増やした長距離選手、マラソン大会に頻繁に参加するようになった方などが発症しやすい傾向にあります。...
2022年5月17日


ランニングと半月板損傷
半月板損傷とは 半月板は、右図のように膝関節内にあるC型をした板状の組織で、膝の内側と外側に一対ずつあります。 骨と骨の間に挟まり、衝撃を吸収するクッションの役割と膝関節の位置を安定させる役割を果たしています。 半月板は、加齢に伴いすり減ります。...
2022年5月9日


ランニングと変形性膝関節症
変形性膝関節症とは 変形性膝関節症は、膝の中でクッションの役割を果たす軟骨が徐々にすり減り、膝の骨同士がぶつかることで膝に痛みが出る症状です。 軟骨がすり減る原因は、体質、体重の増加、ホルモンの低下、筋力の弱さなどが挙げられます。また加齢によっても、軟骨は劣化していきます。...
2022年5月2日


ランニングは膝に悪い?
ランニングが膝に悪いエビデンスはなく ランニングが膝に良いエビデンスはある 「ランニングは膝に悪い」というイメージを持つ人は、少なくないでしょう。 けれども2021年に発表された論文※1では、ランニングが膝の軟骨に短期的または長期的なダメージをもたらすエビデンスはないことを...
2022年4月25日


ランニング再開時のポイント
雪解けとともに街を走るランナーたちを、見かけるようになってきました。 今季は数年ぶりに北海道マラソンも再開予定。着々と準備を進められていることでしょう。 しばらく休止していたランニングを再開する時、足を痛めてしまったり、ケガをしてしまったりするケースは少なくありません。...
2022年4月18日


女性アスリートの健康問題FAT
今回は、女性アスリート特有の健康リスク(以下FAT:Female Athlete Triad / フィーメール・アスリート・トライアド)を取り上げます。 これは前回まで数回にわたり解説してきた「貧血」と深くかかわる問題です。...
2022年4月11日


スポーツ選手の貧血と「骨」
前回に続き、今回もスポーツ選手が気を付けたい鉄欠乏性貧血を取り上げます。 貧血は赤血球が少なくなった状態をいいます。 スポーツに日常的に取り組む人は、 筋肉の増加などにより体内の鉄需要が増加する 一方で 汗や消化管などからの鉄の排出が増える 需要と供給のアンバランスか...
2022年3月22日


こんな時は整形外科へ⑬痛くて運動できない時
痛みは身体からのSOSサイン 当クリニックには、部活などスポーツ選手の中学生や高校生、成人のスポーツ愛好家が来院されることもあります。 理由は痛くて運動できないからです。 そうした方のほとんどが、 「我慢していれば、治ると思っていた」...
2022年3月7日


こんな時は整形外科へ⑫寝違えた時
寝違えは、ケガではなく軽度な疾病 目覚めた時、首の後ろや首から肩にかけて痛みを生じる「寝違え」。 痛くて首を動かせず、日常生活に支障をきたすケースもあるでしょう。 寝違えは、検査をしても画像でとらえられる変化が見られないことが特徴です。 首まわりの筋肉の血行不良(阻血)...
2022年2月28日


こんな時は整形外科へ⑪健康寿命を延ばしたい時(フレイル予防編)
フレイルは、要介護状態の一歩手前 フレイルは「虚弱」という意味で、老化に伴い筋力や活動が低下している状態をいいます。 近年、高齢者は健常な状態から要介護状態になるまでに、フレイルという中間的な段階を経ている、と考えられるようになりました。...
2022年2月21日


こんな時は整形外科へ⑩健康寿命を延ばしたい時(骨粗鬆症予防編)
骨粗鬆症と健康寿命の深い関り 平均寿命は生まれてから死ぬまでの間を示し、男性80.98歳、女性87.14歳(厚生労働省2016年)です。 一方、健康寿命は日常的に介護の必要なく心身とも健康で暮らせる期間のことで、男性72.14歳、女性74.79歳(厚生労働省2016年)とな...
2022年2月14日






