新生活様式と運動(スロージョグ)

スロージョグで筋力の維持増進を


新生活様式では仕事や学習、ショッピングやイベント参加など、これまで出向いて行っていた様々なことを家で完結できるようになりました。

便利になった反面、私たちは明らかに以前よりも動く機会が減る=身体不活動の状態となっています。

この身体不活動の現状と健康問題を取り上げたブログ記事の5回目・最終回は、運動(スロージョグ)を取り上げます。

身体不活動の状態が続くと、肥満脂質異常症などを発症しやすいうえ、筋肉量の減少にも影響を及ぼします。

それらの悪影響を防ぐ運動面での対策としておススメなのがスロージョグです。


スロージョグは、あえてゆっくり歩くようなスピードで行うジョギングのこと。右図のようなスタイルを意識することがポイントです。

呼吸が苦しくなく感覚的な身体負荷はウォーキングと同程度であるにも関わらず、消費エネルギー量はウォーキングよりも約1.8倍増加するとされています。


平均年齢70歳(70.8 ± 4.0 歳)の高齢者を対象にしたスロージョグ効果の調査研究を紹介します。1 分間のスロージョグ1 分間のウォーキングを組み合わせた1セット10分の運動トレーニングを、1週間で80セット12週間行った結果有酸素能力(嫌気性閾値 AT)が4.9%向上座って立つ能力値(STS)が4.5%増加上肢・下肢とも筋肉量が増え、皮下脂肪や筋肉内の脂肪が減ったという報告があります。

Ikenaga M, Yamada Y, Kose Y, Morimura K, Higaki Y, Kiyonaga A, Tanaka H; Nakagawa Study Group. Effects of a 12-week, short-interval, intermittent, low-intensity, slow-jogging program on skeletal muscle, fat infiltration, and fitness in older adults: randomized controlled trial. Eur J Appl Physiol. 2017 Jan;117(1):7-15. doi: 10.1007/s00421-016-3493-9. Epub 2016 Nov 15. PMID: 27848017.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27848017/


筋肉量は年齢とともに減少することが知られて、70代では20代の約半分になります。

もともとの骨格筋量が少ない高齢者においても、有酸素能力や筋肉機能、筋肉組成が改善されたスロージョグ世代を問わず誰でも手軽にできて、続けるほどに筋力の維持・増進効果が期待できそうです。


スロージョグを行うための時間がとれないという方は、通勤通学時、犬の散歩近所への買い物などを小走りにすると良いでしょう。ぜひトライしてみてください。



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