リハビリテーション用ロボットスーツ「HAL®腰タイプ」ブログ記事の3回目、
最終回となる今回は、HAL®を使ったリハビリテーションの例を紹介します。
足腰の弱った方などに
HAL®を装着し、
骨盤の前屈と後屈を繰り返す動作
上半身の前倒と起立を繰り返す動作
椅子などからの立ち上がりと腰掛けを繰り返す動作
手すりを持った状態でのスクワット
などを行います。
筋力の低下などが著しく、通常であれば自力で行うことが難しい動作も、HAL®のサポートによってスムーズに行えるようになります。
こうしたリハビリテを、無理のない範囲で回数や日数をかけて続けていくことで、筋力がアップする
拘縮した筋肉が緩まる
関節の可動域が広がる
関節がスムーズに動くようになる
バランスが上手くとれるようになる
ご自身で身体をコントロールする能力が高まる
などの好ましい変化があらわれるようになります。
やがてHAL®を外した状態でも足腰が思うように動くようになるなど、日常生活の自立度を高めることが期待できます。
術後のリハビリにも活用
変形性股関節症や大腿骨頸部骨折などで人工股関節手術を受けられた患者さんのリハビリでも、HAL®が効力を発揮するものと考えています。
通常は手術後2日目くらいから、歩く練習を始めます。
もともと歩けていない時間が長かった人は、股関節の可動域が狭く、筋力が落ちています。それを回復させる目的でリハビリに取り組みます。
HAL®を装着して訓練に取り組むことで、模範となる身体動作を理屈抜きに身体で理解し覚え、自立へと導いていけます。
「立ち姿、歩く姿が若々しくなった」と言われる患者さんも多くおられます。
患者さんと当院との二人三脚で、健やかさと若々しさ、思ったように楽に動ける幸せな日常を築いていければ、とてもうれしく思います。
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