マスクの逆日焼けにも要注意
紫外線は春先4月頃から既に増えはじめ、7月・8月にピークを迎えます。
1日の中で、最も多く降り注ぐ時間は正午。ですが、朝は7時頃にはすでに紫外線が降り注ぎ始め、そして夕方17時頃まで注ぎ続けます。つまり明るいうちはずっと注意が必要です。
前回も申し上げましたが、紫外線を多く浴びると、疲れやすく免疫力が低下します。
女性は紫外線による肌への影響を心配されますが、加えて新型コロナ対策でマスク着用が一般化している今では、マスクの逆日焼けも悩みどころです。
外出時や屋外での活動時には、老若男女を問わず、紫外線予防対策が必要だといえるでしょう。
日焼け止めの選び方
有効な対策は肌を露出させないことです。
顔など露出を避けられない部位には、日焼け止めを塗布して紫外線から
ガードすることが大切です。
紫外線のカット効果は、SPFとPAの2種類で表示されています。
SPFは、紫外線B波を予防する数値です。皮膚に影響する紫外線量が、
SPF20では1/20になり、
SPF50では1/50になる ということです。日本では最高値が50ですが、ムラなく厚めに塗布すれば20であれば十分ともいわれています。
PAは紫外線A波を予防する数値です。その効果が、+から++++までの4段階で表示されています。
大切なのは、
SPFとPAの両方が表示されている日焼け止めを選ぶこと。
落ちにくいタイプにすること。
落ちやすければ、小まめに塗りなおすこと。
敏感肌の方や小さなお子さんなどは、ノンケミカルのものを選ぶこと です。
アフターケアもぬかりなく
外にいる時間が長かった日は、いつもより多めに水分を補給しましょう。
肌がほてっている時は、冷水などで冷やしましょう。
例え自覚はなくても、日焼け後の肌は乾燥していますので、保湿クリームなどで保湿ケアを。抗酸化作用の高いビタミンA・C・Eやβカロテン配合のクリームが良いです。
日焼け後の救世主となる栄養素の代表は、
皮膚や粘膜を健康に保つビタミンA、
皮膚や血管・筋肉を丈夫に保つビタミンC、
血流を良く細胞膜の酸化を防ぐビタミンE、
活性酸素の抑制に働くリコピン です。
これらが含まれる食品を食べることも、アフターケアに有効です。
●ビタミンAが多く含まれる食べ物
レバー・うなぎ・トマト・にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・ニラ・春菊
●ビタミンCが多く含まれる食べ物
アセロラ・グァバ・グレープフルーツ・レモン・ゴールドキウイ(キウイ)・みかん・オレンジ、ピーマン・パプリカ・ブロッコリー・カリフラワー
●ビタミンEが多く含まれる食べ物
アーモンド・ピーナッツ・うなぎ・ししゃも・さば・さんま・かぼちゃ・ピーマン・ひまわり油・べに花油・米油
●リコピンが多く含まれる食べ物
トマト・スイカ
生のトマトよりも、さらに熟したトマトで作られる“トマト加工品”の方が、より多くリコピンが含まれています。トマトジュースは、リコピン摂取と水分補給が同時にできる一石二鳥のお役立ちドリンクといえます。
抗酸化作用のある食物は、紫外線対策に加え、ガン予防や免疫力アップの効果も期待できます。健康づくりのために、日頃から積極的に食べるよう心掛けたいものですね。
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