院長 原 則行
2020年2月16日2 分
最終更新: 2020年7月12日
私、原則行は、中学1年で陸上部に入部後、オスグット病になりました。
短距離のクラウチングスタートの「位置について」の姿勢で、後ろ脚の膝を地面につけただけで痛みが出るので、膝を浮かせていた記憶があります。
しかし練習量を調整することで、中学2年の頃には自然と痛みはなくなりました。
以下は、前回に述べた内容の補足です。
大腿四頭筋のストレッチング
オスグッド病の痛みの原因である脛骨粗面部へのストレスは、大腿四頭筋の緊張が高まり柔軟性が低下することで増大します。ストレスを減らすには、大腿四頭筋(=太ももの前の筋肉)を柔軟に保つことが重要です。
右の写真のように、ストレッチを習慣づけましょう。
ハムストリングス(=太ももの裏側の筋肉)、ふくらはぎ、お尻も柔らかくしておくと、より良いです。
固定具(バンド)の装着
膝蓋腱に刺激を加え脛骨粗面への緊張を軽減する目的で、固定具(バンド)装着の治療を採用する場合もあります。
ただしバンドを着けても根本的な解決には至りません。バンドを着けているから、痛みを我慢して運動しても大丈夫という訳ではありません。