院長 原 則行
2020年8月9日2 分
脱水症にならないよう心がけていても、今夏は例年に比べリスクが高いと言えます。
なぜなら、新型コロナウイルス感染防止のための「新しい生活様式」として、マスクの着用が推奨されているからです。
水分補給にはマスクを外す必要があるため、のどが少々渇いていても我慢しがちです。
またマスクを着けた状態での作業や運動は、暑さをより強く感じ、精神的な負荷も大きいといえます。
数時間おきにマスクを外し、例えのどが渇いていなくても水分を補給しましょう。
マスクを外す際には、周囲との距離の確保もお忘れなく。
十分に気を付けていても、脱水症になることは多々あります。
実は、のどに渇きを感じた段階で、すでに軽度の脱水症なのです。
また高齢者やお子さんは、周囲の人が気付いて処置することが重要です。
「脱水症かも」と思ったら、
経口補水液またはスポーツドリンクで水分を補給する。
エアコンの効いた屋内や木陰など、涼しい場所に移動する。
着衣を緩めて、安静にする。
脇や首筋を冷やす。
意識がはっきりしない、言動がおかしい場合は救急車を呼ぶ。