院長 原 則行
2020年11月28日2 分
マスク生活の影響による、冬の脱水症に要注意
北海道では、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増しています。
感染予防の対策の一つとして、ほとんどの方がマスクを着けていらっしゃることでしょう。
そのため今冬は脱水症にならないための注意が、これまで以上に必要になってきています。
なぜなら、マスク装着した状態ですと口の中の潤いが保たれるため、喉の渇きを感じにくくなります。喉が渇かないので、当然、水分補給をする回数も減りがちになるからです。
また外的環境として、
外気が乾燥している
暖房の使用で室内が乾燥している
住宅構造の影響で湿度が上がりにくい
などがあげられます。
また内的環境として、
体感温度が低いとのどの渇きを感じにくい
体を冷やしたくないなどの理由で飲料の摂取を控える
汗をかいている実感がない
水分を失っている自覚がなく水分摂取が少ない
というケースがあげられ、水分不足に気付かないことが多いのです。
特にご高齢ですと、渇きを察知する身体機能が鈍くなっていますから、意識をして水分を摂るように、周囲が促すことも大切です。
水を飲むことも、膝痛セルフケアの一つ
身体が脱水状態に陥っていると、血流が悪くなり、筋肉がこわばり伸縮しにくくなります。
また関節内の水分低下が起こると、可動範囲が狭まります。
つまり膝関節を柔軟にしておくのには、身体の水分を適切に保つことが必要不可欠なのです。
さらに、のどや鼻の粘膜が十分に潤っていると、ウイルス等の侵入を撃退する免疫システムが良好に働きます。
少量を小まめに摂取するためのおススメ水分補給のタイミングは、下表のとおりです。