院長 原 則行
2019年11月28日2 分
陸上競技やマラソンだけでなく、サッカーやラグビー、テニスなど走るスポーツを行う選手などに多くみられる「すねの痛み」。 骨折した時のような激しい痛みではなく、慢性的な鈍い痛みが特徴で、シンスプリントと呼ばれています。
スポーツ選手の下腿障がいの約6割を占めるともいわれる、運動を習慣的に行う人には頻度の多い疾患です。
中学生から高校生に多くみられ、競技のシーズン初期に痛みが強く、シーズンが進むにつれ痛みが軽くなることもあります。
原因は、反復するランニングやジャンプにより下腿の内側の骨に刺激が加わることと、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が、下腿骨の骨膜を引っ張り炎症が起こるためだと考えられています。 けれども有効な治療はまだ確立されていないのが、現状です。