厳しい残暑に対策を
「お盆を過ぎれば秋」とはならない今夏
北海道では「夏の暑さはお盆まで」という認識の方が多いと思いますが、今夏はまだまだ暑い日が続きます。
ただ例年8月の最終日曜日に実施される北海道マラソンは、何故か炎天下のレースとなることが過去、幾度となくありました。「道マラは、北海道の最後の夏」と語られた日のことを、少し懐かしく思います。

さて週間予報によると9月に入ってすぐの週末も、厳しい残暑となる見込みです。
この先も、まだまだ暑さ対策が必要です。
痙攣や肉離れを防ぐため
電解質を含んだ水分補給を
夏バテやコロナ疲れに残暑が重なる今、熱中症のリスクが高くなっています。
一番の予防対策は、何といっても、こまめな水分補給です。
特に部活や大会、自主トレなどで身体を動かす人は、起床後から運動を始める前までに、しっかりと水分を摂取しておきましょう。
なぜなら動き始めると身体が水分を吸収する機能が低下するため、運動の合間に水分補給しても脱水状態をリカバリーしきれないためです。
また汗で失われた電解質(ナトリウムやカリウム、マグネシウムなど)を補うため、スポーツドリンクを飲んだり、塩を舐めたり、タブレットを食べたりすることも必要です。
水だけを飲んでいると電解質のバランスが崩れ、手足の痙攣(こむら返り)を発症することがあります。
こむら返りについて詳しく知りたい方は、過去のブログをご参照ください。
熱中症の初期症状
めまい、立ちくらみによる
転倒骨折にも要注意
めまいや立ちくらみがしたら、とにかくしゃがむこと。
立ったままだと、転倒骨折する可能性が高くなります。
意識が朦朧としている場合は、助けを呼び病院を受診しましょう。
意識がはっきりしている場合は、
涼しい場所へ移動する
楽な姿勢で休む
冷たいペットボトルドリンクや氷、保冷剤などで、身体を冷やす
水分を補給する
ようにしてください。
子ども、高齢者、屋外で働く人、台所で料理をする人、スポーツをする人、勉強や読書に打ち込む人、犬や猫の散歩にいく人。ありとあらゆる方が熱中症になる可能性があります。
「自分は大丈夫」
「北海道だから大丈夫」
「もう9月だから大丈夫」
などとは思わず、もしもに備える心持ちで、日々健やかにお過ごしください。