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執筆者の写真院長 原 則行

リハビリロボット導入

更新日:2020年7月12日

今春、当院に新たに導入した医療機器を、数回にわたりご紹介します。

リハビリテーション用ロボットHAL®です。

身体機能の改善・再生をめざした装着型ロボット「HAL®」

HAL®(Hybrid Assistive Limb®)は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる、世界初のロボットスーツです。


先のブログ「こむら返り」等の記事で紹介した通り、人間の身体は脳から神経を通じて伝達される信号によって動きます

「動かそう」という運動意思が筋肉に伝わる際、体表には微弱な「生体電位信号」が漏れ出します。HAL®は、この「生体電位信号」をセンサーが検出し、意思に沿った動作をアシストする、という仕組みになっています。

そして一連の動作の流れが脳にフィードバックされることで、スムーズに動くことを身体が学習します。

これまでのリハビリテーションと異なるのは、「動こう」という患者さんの意思を、人間ではなく、ロボットHAL®が汲み取りサポートすることです。ご自身の脳の指令より早く、パワーユニットが作動し、思った通りの動きを自然に楽に行えます

  • 自分でできる

  • 楽にできる

  • 痛くない

  • 怖くない

  • たくさんできる

  • 取り外した後も動きやすい

などメリットがいくつも挙げられます。

製造元CYBERDYNE株式会社のプロモーション動画をご参照ください。


HAL®腰タイプ自立支援用について


当院で導入しているのは、腰タイプ自立支援用のHAL®です。

ベルト4箇所で装着し、操作はボタン3つというシンプルな設計、バッテリ駆動で重さは3kgの軽量コンパクトなモデルです。利用時の負担が少なく、気軽にリハビリに取り組んでいただけるのではないかと思っております。

主に、立ち座りや座位バランスに特化した練習に利用します。

お尻が上がりやすくなり、ふらつきも少なくなってしっかりと立つことができます。

足腰や体幹の筋力が鍛えられますので、徐々に起立や歩行が安定してきます。

腰痛や猫背の改善に効果があったとの報告もあります。

当院では医師と理学療法士等によるチーム体制で、技術指導や相談に応じております。

気になる方は、ぜひご相談ください。

ただし検査や診断等の結果、適応でないと判断されるケースもあります。ご理解ください。


#リハビリ #ロボット #サイボーグ #HAL® #きたひろしま整形外科 #我汝会 #原則行  

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