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ジュニア選手のケガ予防⑬脳しんとう・リスクと対策

更新日:5 日前

昨年、私が講師役を務めた「さっぽろジュニアアスリート発掘育成事業 公開研修会」の内容を抜粋紹介するシリーズ13・14回のテーマは「脳しんとう」です。


脳しんとうは頭をぶつけたり、物がぶつかったりする直接的な衝撃はもちろん、直接頭部を打たなくても身体への強い刺激によって脳が強く揺さぶられるなどして、脳にひずみが生ずることによって生じます。


脳しんとうは軽いケガではありません


脳しんとうを起しやすい状況は、以下の通りです。

人との接触

頭と頭がぶつかる 頭を肘打ちされる 脚で頭を蹴られる

物からの衝撃

バットやボール、ラケットに当たる

地面や壁への打撃

転ぶ 滑る 倒れる

ラグビーやサッカー、バスケットのように激しいボディコンタクトのあるスポーツに限らず、どんなスポーツでも起こる可能性があります。

またスポーツ活動に限ったことではなく、日常生活でも十分に起こり得ます。

悩ましいことに脳しんとうは外見からは症状がわかりにくく、時には本人ですら症状に気づかず過ごしてしまうことも少なくありません。

研修会ではジュニアに向けた情報発信でしたが、脳しんとうは子どもから大人まで誰でも発症することにも注意が必要です。


適切な治療をせず放置してしまうと、後遺症が残ったり、最悪のケースではに至ったりする可能性もあるため、早期の処置が重要になります。

頭への衝撃は大変に危険で、もしも頭に衝撃を受けてしまった時は「脳しんとう」の可能性を考えていただければと思います。


「何か変」「いつもと違う」と感じたら脳神経外科を受診


症状は身体の変化だけでなく、睡眠や気持ち、記憶力にも変化が見られます。


右のような脳しんとうの徴候が見られても、本人は「大丈夫です」と言う傾向が多々あります。


けれど一つでも徴候が見られた場合、プレーは中止して直ちに脳神経外科を受診しましょう。


またダメージを受けた翌日以降に症状が現れることもあります。

頭に衝撃を受けた少なくとも24時間は、独りきりになることを避けるようにします。


本人はもちろん、指導者や保護者の方も数日間は普段と違った様子がないかどうか、十分に気を配っていただけるようお願いします。


締めくくりに「本当は怖い?脳しんとう」の解説動画を紹介します。

出典:独立行政法人日本スポーツ振興センター


次回は「脳しんとうと硬膜下血腫」を取りあげます。

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